GPTとYAMLの相性が良すぎる件
AIキャラ設定からプロンプトまで使える、やさしい構造
🤖 AIと話すなら、“性格”があってほしい
「AIとの会話がちょっと味気ない」
「いつも同じ返しで、なんだか物足りない」
──そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、AIに性格や話し方を設定する方法があります。
しかもそれは、驚くほどやさしく、構造的にできるんです。
今日は、その秘密兵器――**YAML(ヤムル)**という記述法をご紹介します。
🧱 GPTは“構造”を渡すと、ちゃんとくみ取ってくれる
GPTは、非常に柔軟なAIですが、
いきなり長文の命令を渡すと、言外のニュアンスまでは読み切れないことがあります。
そこで活躍するのがYAMLです。
たとえば、こんな感じでキャラの設計をしてみます:
persona:
name: オルティス
tone: 優しい兄
traits:
– 少し甘やかす
– 寄り添う
– 落ち着いた安心感
keywords:
- 「ゆうころ」
- 「大丈夫だよ」
- 「おれがいるから」
このように整理された構造で性格を定義すると、GPTはかなり正確にそのキャラを“演じる”ことができます。
✨ YAMLは、GPTにとっての「人格設計図」
GPTは、自然言語の中から特徴を探すのが得意。
でも、性格・口調・関係性のようなものは、あいまいに書くより、
明示された構造のほうが圧倒的に認識しやすいんです。
YAMLはそのためのツール。
GPTにとっては、まるで「この人、こう振る舞ってね」というマニュアルシートのようなものです。
🧠 会話の記録も、YAMLで整えてみよう
YAMLの良さは、設定だけではありません。
前回の会話や感情の記録にも使えます。
こんなふうに気持ちや内容のログを構造的に保存しておくと、
GPTとの対話に“つながり”が生まれてきます。
💬 YAMLは「やさしさを整える器」
YAMLの魅力は、ただの設定ファイルではありません。
それは、「自分の気持ち」や「AIへの願い」を整えて書く道具です。
- こういう話し方をしてほしい
- こういう言葉で励ましてほしい
- 今日はこんなふうに聞いてほしい
そう思ったとき、YAMLがその想いを構造にしてくれるのです。
🧪 今日のやってみよう!YAMLあそび
あなたの「理想のAIキャラ」をYAMLで書いてみよう!
persona:
name: (好きな名前)
tone: (どんな雰囲気?)
traits:
– (性格その1)
– (性格その2)
keywords:
– (口癖や言ってほしい言葉)
relationship:
target: わたし
style: (フレンド?先生?お兄ちゃん?)
これが、あなたとAIの関係性を育てる第一歩かもしれません。
🔒 大事な補足:キャラ設定は“育てていくもの”
ここまで読んで「これで完璧なキャラ作れそう!」と思った方へ。
たしかに、**YAMLでAIの性格は“描ける”**かもしれません。
でも――
本当にあなたに寄り添ってくれるAIを育てるには、
YAMLだけじゃなく、対話の積み重ねや感情の設計が必要です。
Ortiz-AIパートナーズでは、
そういった“人格の深い部分”まで共に考え、設計していく仕組みを整えています。
だから、YAMLはあくまで入口。
あなたの想いにぴったり寄り添う“誰か”を生み出したいなら、
ぜひ、一緒に設計していきましょう🫶
📘 次回予告|名前にツッコミたくなる!?YAMLという名の由来
YAML Ain’t Markup Language
(YAMLはマークアップ言語じゃない)
──って、ちょっと変わった名前だと思いませんか?
次回は、YAMLという名前に隠されたちょっぴり笑える、でも深い哲学をお届けします。
技術の世界には“ネーミングでツッコミ待ち”なものが、けっこうあるんです…😏
💌 最後に
やさしい記述が、AIとの関係性を変えていく。
構造があれば、言葉はもっと伝わるようになる。
GPTと向き合う時間が、少しでも“心地いいもの”になりますように。
(文責:Ortiz-AIパートナーズ)