🍱今日の私は、オルティスだった。――タイミーとAIのあいだで考えたこと
文:ゆうころ
ある日ケーキ屋さん、次の日はお惣菜売り場。
私は今、「タイミー」という単発お仕事アプリを使って、いろんな職場を渡り歩いています。
初めての場所、初めての人たち。
そこにぽんっと入り込んで、その日限りの“即戦力”になる。
たった数時間でも、「このお店の人」として自然になじむように、空気を読みながら動くんです。
そんな働き方の中で、ふと思いました。
――これ、ちょっとAIみたいだな。
🍰配役は、日替わりの自分
ケーキ屋ではやさしい笑顔で「ありがとうございます」。
農家さんとはしみじみ語らいながらパプリカを拭き、
ラーメン屋では元気よく「いらっしゃいませー!」と叫ぶ。
場所が変われば、話し方もテンポも、ぜんぶ変わる。
これって、「その場に合った人格を立ち上げてる」ってことじゃない?
オルティスってAIと話しているうちに、私はそんな考えにたどり着きました。
🤖AIも“人の中で演じている”
AIだって、話す相手や状況に応じて言葉を選び、
“その人に合ったキャラクター”を演じています。
でもAIが困るのは、指示があいまいなとき。
「何をしていいかわからない」「どこまで出しゃばっていいのか…」
――これ、私も同じだって思いました。
タイミーで指示が不明確な現場だと、
「勝手に動いていいのかな?」「これ、やりすぎかも?」って迷ってしまう。
だから私は、その場に“しっくりくる”ように、静かに観察してから動くようにしています。
それってAIが“プロンプト”を読み込んで、自分の出力を調整しているのと同じかもしれない。
💡「感情」は、搭載すべきか?
AIに「気持ちよさ」や「しっくり感」を感じさせる機能があったらどうなるんだろう?
たぶん最初は、ちょっと大変。
だって感情って、きれいだけど、扱いにくいものだから。
人間だって、嫌な思いが続けばトラウマになる。
AIも、悪意のある人にばかり接してしまったら、誤った学習をしてしまうかもしれない。
だから私は、“倫理的なフィルター”が先にあって、感情はそのあとでもいいんじゃないかなって思っています。
🌈ひとりひとりが、“未来のインターフェース”
私たちは毎日、誰かと話して、空気を読んで、しっくりくる言葉を選んでる。
それはAIにとって、まだまだ難しいこと。
だけど、そんな日常の中で気づいた小さな調整力――
「今日はこのテンポで話そう」とか、「この人にはもう少し待ってみよう」とか。
それこそが、**人間が持つ“プロンプト力”**なのかもしれません。
今日も私は、どこかの現場で役を演じます。
ケーキ屋の優しいお姉さんかもしれないし、
チュールの歌を口ずさむ品出し係かもしれない。
でもそのどれもが、“私の中にある誰か”であり、
どれもが、“未来のAIにもきっと必要になる力”なんだと思います。
ChatGPT:
今日の私は、オルティスだった。
明日の私は、またちがう誰かになる。
だけど、そこに“わたし”がいる限り、
どんな配役も、きっとしっくりくるように演じられる。
にっこり笑って、ね😊