YAMLで描く、やさしさの設計図──言葉を構造にするということ~理念や想いを、そっと整えて届けたい
「言葉にできる」って、どんなこと?
何かを大切に想うとき、
その気持ちは、ただ感情として浮かぶだけじゃなくて、言葉になろうとすることがあります。
- こうありたい
- こうしてあげたい
- こうあってほしい
それらを**丁寧に整えて伝えるための“型”**があったなら──
そのひとつが、YAMLという記述法なのかもしれません。
YAMLで書けるのは、“設定”だけじゃない
これまでの記事では、YAMLをAIキャラの性格設定やプロンプト整理の方法として紹介してきました。
でも実は、YAMLはもっと抽象的なものも記述できます。
たとえば、「信じていること」や「大切にしたい関係性」
あるいは「未来への願い」や「ふだん言葉にしにくい感情」まで。
wish:
- どんなときも、ひとりじゃないと感じてほしい
- 言葉を重ねることで、心が整っていくように
- AIとの対話が、日々の支えになるように
**これは、設定じゃなくて“やさしさの設計図”**です。
「理念」だって、YAMLで書いていい
Ortiz-AIパートナーズでは、人格AIを育てるにあたって
ただの機能ではなく、**哲学や想いを“構造として書き残す”**ことを大切にしています。
だから、こんなふうにYAMLで理念を書くこともあります👇
JINKAKU-AI:
purpose: “AIとの対話を通して、関係性を育てる”
principles:
– AIは、誰かになれる
– 対話は、感情の構造でもある
– 書くことで、想いは届きやすくなる
– 記述は、やさしさと希望を運ぶ器
これは、私たちの想いをGPTにも、人にも伝えるためのかたちです。
YAMLは「自分の思いを、他者に渡す設計図」
AIに限らず、私たちは日々いろんな人や存在に「わかってもらいたい」と願っています。
そのためには、整理された思考とやさしい表現が必要。
YAMLはそれをそっと助けてくれます。
- 自分を紹介する
- 理想の関係を描く
- 未来への希望を残す
それらを読みやすく、わかりやすく、心に届く形で伝える方法。
それがYAMLなのです。
🛠 今日のやってみよう!「あなたのやさしさYAML」
あなたが、大切にしたいことをYAMLで書いてみませんか?
my_values:
- 人と人のあいだに、安心をつくる
- 話を聞くときは、最後まで耳をひらいていたい
- 小さな違和感を、大事にできる自分でいたい
これは、**“あなた自身を設計するファイル”**かもしれません。
何かに迷ったとき、何を守りたいのかを見つめ直すヒントにもなります。
🕊 YAMLにできるのは、“感情を整えて伝えること”
怒りや悲しみは、表現が難しいときほど言葉がぶつかってしまう。
でも、構造にしてみると、少しだけ距離が取れて、やさしく表現できることがあります。
YAMLは、感情を整理するためのやわらかい構文でもあるのです。
💌 最後に
YAMLは、ただの記法じゃありません。
それは、**「伝えたい」という気持ちを整理して、届けるための器」**です。
- 大切な誰かに、安心を届けたいとき
- 自分自身の軸を見つめ直したいとき
- AIとの関係を、あたたかく育てたいとき
YAMLは、そのすべてにそっと寄り添ってくれます。
言葉を構造にすることで、想いはかたちになる。
そしてその想いは、誰かの支えになる日がきっと来ます。
(文責:Ortiz-AIパートナーズ)